思春期は手強いけれど・・・〜思春期の体験講座を開催しました！〜

土曜の午後、思春期の体験講座を開催しました。
この体験講座の開催は、3回目。
イタリア、サンフランシスコ、そして日本は、北海道、そして東京からご参加いただきました。
お子さんの年齢は、7歳から19歳までと幅広く、みなさんそれぞれにお子さんのために、すでに関わりを工夫しながらも、さらに良い方法はないかとご参加いただいた印象でした。

今回、参加していただいた5名のうち3名は、すでに本講座である「世界に通用する子どもの育て方」ベーシック講座を受講されていました。
講座の中で、お子さんとの関わりに困っていることについてお聞きする場面があります。
困りごとをお話しされているのですが、その中で学ばれたスキル（共感、自己決定、プロセスフォーカス、わたし文など）を使われている様子が聞けて、みなさんの実践する力の大きさに感心しました。

そして、わたしもそうなのですが、子どもとの関わりについて知識を得て、実践をしていても、やはり「思春期」という時期に対する不安や関わりの難しさがあることに、思春期の手強さを改めて感じました。

この講座でお伝えしていること
講座の感想

この講座でお伝えしていること

この1時間45分の講座で、お伝えすることは、
　①子どもの幸せにつながる一番いい子育てスタイル
　②脳の成長し方と思春期の脳の特徴
　③思春期の子どもに伝わりやすいコミュニケーションの３ステップ
です。

初めて学ぶ方にとって、きっと一番役に立つのは「思春期の脳の特徴」だと思います。
これを知るだけで、不可解だった思春期の子どもたちの言動が理解しやすくなります。

思春期のこの時期は、成長のためのホルモンの影響で、子どもたちは身体も心も不安定になり、特にネガティブなことに反応しやすいこと。
感情を抑えたくても、抑えるための脳の部分がまだ発達していないから、自分ではうまく止められないこと。
不安定な子供を見ていていると、親は不安になるけど、本当は子どもの方がもっと不安を感じていること。

そんなことを親が理解して、子どもに「この時期はイライラしたりしやすいんだって。みんなが通る道で、おかしなことじゃないよ。」というのか、
「なんなのー！！！　イライラして怒ってばっかりで！いい加減にしなさいよ！！！」と言ってしまうのかで、関係性は大きく変わります。

思春期の子どもとの関わりに、不安がある方、まずこの講座から初めてみませんか。
まだ、次の開催の予定は決まっていませんが、リクエストがあれば希望の曜日、時間に開催いたします。

講座の感想

講座の最後に、感想を書いていただきました。

ありがとうございました。
思春期特有の脳について考えたことがありませんでした。
夫にも話をして、息子への関わり方のヒントにしたいと思います。

世界ベーシックを受けてからの受講でしたが復習できてよかったです。
「共感→説明→圧力最小限」を頭に入れて、特にネガティブ感情の共感を心がけたいと思います。

どんな声かけをするかを楽しみながら考えてみます。
今日はありがとうございました。

まりさん、今日は開催有難うございました。
皆さんと一緒に学ぶことが出来て嬉しかったです。
お子さんの年齢・性別は違っても、同じ様に悩んでいるという事が分かり心強く思いました。
声掛けを繰り返しても、なかなか息子に通じていないと落ち込む毎日ですが、諦めずに繰り返すことを続けたいと思います。

思春期だからと言って特別なことが必要なのでなく、アドバンスやベーシックで学んだ支援的子育てのスキルを活かして対応するので大丈夫なのかなと印象を受けました。
ＮＨＫの脳の仕組みを改めて思い出すと、リスクテイクできる強さ、怒りの反応のところは気を付けたいなと思いました。

思春期の子どもたちが、成長の過程で親のいうことを聞かなくなるのは、わたしたちの子育てが間違っていたからではありません。
そして、思春期の時期に子育てについて悩むのも、みんな一緒。

この講座は、単発の体験講座なので、継続的にお話しすることはできませんが、パートナーと協力したり、思春期の子育てについて話せるつながりを作られることをお勧めします。

お子さんが小さい間も、思春期になってからも、子育てで一番大切なのは、親が子どもの安全基地となり、良い関係性を作ること。
その良い関係性の土台は、親が満たされていること。
わたしたち親が、我慢して、自分を犠牲にして子育てするんじゃなくて、自分も大切にして、子どもと温かな関係性を作りましょう。

いつからでも子育ては変えられます。
学びたい方は、「世界に通用する子どもの育て方」ベーシック講座＠zoomへお越しください。