共感の底力〜 NVC読書会 Season2 – No. 8 〜

NVC読書会
Photo by Markus Spiske on Unsplash

こんにちは。
幸せを増やすスキルを実践し、伝える
英語子育ての先生 わだまりです。

今日もいらしてくださってありがとうございます!


この記事では、「NVC 人と人との関係にいのちを吹き込む法 新版」の読書会 第2弾での気づきや、そこから思うことをシェアします。
ひとりでも多くの人がこの本を手に取って、NVCというコミュニケーションスキルを知って、使えるようになることを望んでいます。

今回は、第8章「共感の力」を取り上げた第8回について書きます。

第7回の様子は、こちらの記事からどうぞ↓

共感のパワフルさ

この章は、前回の読書会で読んだ時、一番衝撃を受けた部分です。
というのも、NVCの共感が命の危機を救った例がいくつも出てくるから。

この章の冒頭に、「共感」の持つパワーについて書いてあります。
誰かが、真摯に耳を傾け、なんの決めつけもせずに聞いてくれたら、いい気分になるし、自分で新しい解釈を見つけて、先に進める。
聞いてもらえるだけで、わからなかったことがわかるようになったり、混乱がスムーズに流れる。


これってすごいことだと思うんです。

わたしたちは、つい人の話に対して、アドバイスをしたくなるし、ジャッジしてしまいます。
でも、大抵の場合、本当に必要なのはその人の気がすむまで、ひたすらに話を聞いてあげること。
アドバイスを求められたら、アドバイスすればいいけれど、そうでない限りは、ただ「そっか、そうなんだ。」と受け止めたり、相手の言葉にニーズが見えてきたら、それを伝え返してみるだけ。


それって、実はとてもエネルギーのいることだし、できるようになるには練習が必要です。
だって、人は自分の話を聞いてほしい生き物だから。
聞いている間に、どうしても自分の思いをしゃべりたくなってしまうから。

NOといわれた時にこそ共感を

この章には、いろんな場面での共感の例が出ています。
そのひとつが、Noといわれた時のこと。

人をなにかに誘ったり、お願いをしたりした時にNoといわれると、言われた方は「拒絶」を受け取りやすい。
そこで、コミュニケーションを終えてしまうのではなく、こういう場面でこそ相手に共感するのが大事だということ。


これも、わたしには難しい・・・。
例えば、子どもとのやりとりで考えると、わたしからの頼みごとにNoといわれると、「なんでなん? お願いしてるのに!」というイラつきとガッカリな感情がすぐに湧いてしまう。
自分に余裕がない時だったら、直後に「わかったわ。次、なんかお母さんにお願いごとしてきても、聞かへんから。」と答える。


そこで、Noと答えた子どもの気持ちを推し量ったり、その言葉の奥にある感情とニーズに注目するのは難しい・・・。
これも、とにかく練習あるのみ。
次に、Noが帰ってきたときに、「チャンス到来!」と共感を試せるように、ここに書いておきます。

ニーズを表すことの大切さ

今回、読書会の中で、ニーズを表明することの大切さについての話が出ました。
例えば、贈り物をする場合、人は無意識に「自分だったら、こういうものが嬉しい」という視点で、なにを贈るかを考えます。


贈り物をしようという気持ちは、相手への親切心で、とても温かいものなのに、相手の趣味と違うと迷惑になってしまうこともあります。
この話は、すごくわたしに響きました。
いいか悪いかという話ではなく、わたしは相手が喜んでくれるかわからなくて、贈り物をしたくても選べず、結果なにもプレゼントできないってことが多くて・・・。

こういう時は、率直に相手に聞けばいいんですよね。
なにか贈り物をしたいという自分のニーズを伝え、ほしいものを教えてほしいというリクエストをするのが一番いいですね。
ちょっと勇気がいるけど、それがお互いにとって一番いいと改めて思いました。


相手に遠慮されてしまう場合もあると思うけど、遠慮しなくてもいいと思ってもらえる関係性を築いておくことも大事だし、遠慮しなくてもいい思えるように聞き方も工夫できそうです。

やっぱりまず共感!

第8章は、本当に濃い章です。
共感のパワフルさを再確認するにはぴったりの部分です。

今から始めて、いつか著者のローゼンバーグさんの域に辿り着けるのかは謎ですが、やっぱり少しでも「共感」のスキルを高めたいので、やってみます。

ありがたいことに、「共感」を練習する機会は毎日あります。
子どもに、夫に、両親に、そして、英語教室の生徒さんたちに、意識してやってみます!

読書会の当日に書き込んだわたしのコメントはこちら↓

共感のパワフルさと難しさを同時に感じる時間でした。
身内に共感する難しさは感じてきたけど、上の立場の人にも共感するという視点が抜け落ちていたので、意識してやってみたい。
人の発言で、イラッとしたり、モヤモヤするときに、相手の感情やニーズを見ようとすることで、今までとは違う受け止め方、対応の仕方ができそうです。

NVCって、本当に深い。
そして、学べば学ぶほどに、このコミュニケーションを身につけたいって思います。

最後まで読んでくださって、
ありがとうございました

Photo by Markus Spiske on Unsplash

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