親歴17年になりました!

子育て

先週、長男が17歳になりました。
ついに、わたしもお母さん歴17年。
とっても不思議な感覚です。

確かに、息子は1年前にわたしの背を抜き(体重はまだ・・・)、声変わりもし、見た目は高校生になりました。
そして、彼が生まれた頃の記憶はどんどん薄れています。

でも、あれからもう17年もたつなんて。
わたしのお腹にいたはずの存在が、こんなに大きくなるなんて・・・。
わたしにとって、彼の成長はちょっと特別みたいです。

17年の育児を振り返って

この記事に何を書くか決めずに書き始めて、なんとなく「17年の育児を振り返って」なんて見出しをつけてみました。
超大作になるような見出しですね・・・。

まぁ、いろいろありました。
出生から振り返りたい気持ちもありますが、それはまた別の機会にとっておくことにします。
今感じていることは、3人の子どもたちのおかげで、わたしはものすごく特別な経験をさせてもらってきたこと。
そして、それを幸せだと感じていること。

わたしは、幸いなことにつわりも出産も楽な方で、産前産後に気分が大きく落ち込むような経験はありませんでした。
自分が子どもの頃から、子供が大好きだったから、自分の時間がないことを除けば、子どもといることは苦じゃなかったんです。

ただ、今思えば、「いい子」→ 「ちゃんとした社会人」→「いい奥さん」→「いいお母さん」というわたしにとって自然すぎる流れで、妊娠がわかった時から「いいお母さん」の呪いに取り憑かれていました。

それは、妊娠時の体重管理に始まり、子どもの発達にいいものとして、布おむつの準備。
ミルクは使わずに、完全母乳を目指す。
乳児期は、必死で授乳や排泄、睡眠の記録をつけていました・・・。
今思うと、必死すぎて怖いぐらい。

ここがスタート地点。
すべては「子どもの幸せを願う気持ち」が原点のはずなのに、どんどん「いいお母さんに見られるかどうか」にずれていきました。
こうして振り返ってみて、後悔の種はたくさんあります。
まだその影響が強く残っているものもあります。
いつか、それも対話の中でゆっくりと溶かしていけるといいな。

息子の自立に向けて

後悔していることをここに書き始めたら、ものすごく暗いブログになりそうなのでストップ!
ポジティブ心理学を生きるわたしとしては、やっぱり過去の出来事に執着せず、未来を見ます。

現実的に、彼は1年半後には社会人になろうとしています。
本当になれるん???という疑問は置いといて、彼の進路の選択は、「就職」です。
・学校が比較的新しい
・同じ中学の子がそんなに行かない
・自転車で通える
・学ぶ内容が面白そう

おそらくは、この4点で決めた今の高校と学科。

工業系の専門科なので、毎年9割ほどが就職し、残りの1割が大学や専門学校に進む環境です。
中3の秋にどこまで将来について描けていたのかわからないけど、休みがちな割に、学校を楽しんでいるようです。

高卒での就職がどんな状況なのか、正直言ってよくわかりません。
ただわかっていることは、就職とともに家を出ていく可能性があること。
本人は、家を出たいという願望はなさそうだけど、それは会社が決めること。
1年半後に家を出ても大丈夫ように、親子ともに準備しておきたい。

じゃあ、具体的に何を準備しておくかと考えてみて、「実生活のスキル」よりも「自分を幸せにするスキル」を身についておいてほしいと思います。
料理を作るとか、部屋を片付けるということは、必要となればできる人だと思えます。
誰でもそうかもしれない。

でも、自分を幸せにするスキル、特に自分を大切にして、相手も大切にするということを身につけて社会に出てほしい。
彼は、基本的に自分の好きなことしかしない。
無駄だと感じることはしたくない。
そこは、すごくはっきりしています。

ただ、なんでも自分で解決しようとする傾向があります。
気持ちも溜め込んでいる感じがします。
人に助けを求めたり、気持ちを聞いてもらえるといいのにと思う親心。

それは、わたしたち親じゃなくてもいいんです。
数は少ないみたいだけど、学校の友達、中学の時からの友達と「弱みを見せ合える関係性」ができているといいな。

そしてもう一つ。
自分の身体を大切にする(身体的ウェルビーイング)には無頓着すぎるので、そこはもう少ししっかり伝えておきたいです。
運動、食べ物、睡眠、休養をとることなどに対して、ものすごく適当。
高校生になって、お昼ご飯はお弁当(白ご飯なしのおかずだけ)を持っていってくれるようになったのも大きな進歩。

実は、「世界に通用する子どもの育て方」も2回読んでいます。
↑ いわゆる活字中毒です。

基本的には小説が多いけど、ものすごい数の本を読んでいて、知識はすごくあるんです。
身体的ウェルビーイングが大切なことも知ってるはず!
あとは、本人がその知識を使うかどうか。

そのスイッチが入るように、(できるだけ)温かく声をかけてみようと思います。

子育てで成長した自分

こうして息子のこと、これまでの子育てを振り返ると、わたしもずいぶん変わったなと思います。
もう「いいお母さん」というプラカードは捨てました。

まだ、コントロールしたくなる気持ちは時々湧いてきます。
でも、それに気付けるようになって、そんな自分にもOKを出せるようになりました。
そして、本当はどうしたいのかを考えて行動するようになりました。

今は、「自分の気持ちも、子どもたちの気持ちも大切にするお母さん」を目指しているし、そうなれてきたと思えます。
お子さんを持つ方は、みんなそうなんじゃないかと思うけど、「子どもがいなかったらどんな人生だったか」と想像することはもうできません。

奇跡の連続で、こうして3人の個性豊かな子どもたちを産み、育てる機会をもらいました。
仕事を辞めなくちゃいけなかったり、ひとりで旅行する自由は(一時的に)なくなったけど、子どもたちのおかげでたくさんの経験とかけがえのないつながりができました。

お母さんさせてもらえて、本当に感謝です。
そういえば、この気持ちをちゃんと本人に伝えられていない気がします。
思っていても、言葉にしないと伝わらないから、これも伝えなくっちゃ!

無条件の愛情は、最強だと思う!

一時期は、息子に条件付きの愛情(いい子にしてる時だけ好き)しか伝えられていなかったけど、今は、そのままの息子が大好きだということ、伝わっていると思えます。
でも、人はネガティビティバイアスが強くて、ネガティブなことの方が印象に残ってしまうから、しつこいぐらいに伝えておこうと思います。

「はい、はい、お母さんは僕のことが好きなんでしょ。もうわかってるって。」
と言われるぐらい伝えても害はないはず。笑

「自分は無条件に愛されている存在なんだ」って疑いなく思えること、
それさえ持っていれば、どこに行っても大丈夫なんじゃないかと実は思っています。
世の中、そんなに甘くないかな!?

やっぱり短い記事を書くのは苦手です・・・。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。

引き続き、子育てライフを楽しんでいきます!

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