強みを意識して生活する 〜 ストレングススイッチ読書会④ 〜

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こんにちは。
ポジティブ心理学もお伝えする 英語の先生 まりです。

今年9月に、6名で始まった「ストレングススイッチ」の読書会は、いよいよ最終回の4回目を迎えました。
前回の様子は、こちら↓

つながりの力で読み切りました!

第3回までに、第8章まで読み終えました。
そして、最終回の今回の範囲は、第9章「強みにもとづく生活」と最終章の第10章「強い自己、強い家族、強いコミュニティ、強い世界」でした。

この本、362ページもあるんです。
しかも、こんなに字がびっしり・・・。


「強み」という大好きなテーマなのに、なかなか手をつけられなかったのはそれが原因。
今回、6名で読書会をすることになったおかげで、最後まで読み切ることができました。

ただ、26個あるエクササイズは、ほんの一部しかできませんでした。
全部やってみようと思っていたけど、取り組めなかった・・・。
でも、最後まで読み切ったこと、6人でシェアをできたことで、もう花まるです。

「強みにもとづく生活」とは

今回の読書会の範囲は、個人的に「強みにもとづく生活」の方が印象深かったです。
主な内容は、「しつけ」であり、子どもの「弱点」に対して、どのように強みを生かした対応をするのかということ。

「強みを伸ばす」というと、できていること、いいところだけ褒めまくって、ダメなところはほっとくのか、という話になることがあります。
もちろん、それでは実生活で困ることも出てくるし、やっぱり親としては心配です。

例えば、毎日のように忘れ物をするとか、物をすぐなくしてしまうとか、友達に手を出してしまうなど、なんとしても早く改善しなくちゃと思うことってあります。

そういう状況に対して、そのことを叱りつける以外にどんな方法があるのか。
その子の強みを生かして、行動を変えていくこと。
子どもがよりよく変われると信じて、それを伝え、辛抱強く、ときにはユーモアを交えて、粘り強くコミュニケーションを取り続けることが大切なのかなと今は思っています。

強みにもとづく「しつけ」の実践

この本のp322から、強みにもとづくしつけを実践するための4つの戦術が紹介されています。

1度ざっと読むだけでは、しっかり理解できなかったのと、この部分を実践できれば子どもとの関わりにいい影響がありそうだと感じるので、ここにまとめてみます。

今回の読書会の最後に、やってみることとして、「ブログにアウトプットする!」と話したので、約束を果たします。

これは、親が子どもの問題行動について、しつけをする必要があると考えたときに、どう関わるかという戦術です!

⭐️戦術1「神経回路を切り替える “ブレーカー”を使う」
これは、まず自分自身も、子どもも頭と気持ちを落ち着けるということ。
話し合う前に休憩時間をとる、深呼吸する、感謝する(あるものを見る)時間をとる。

感情的になっている状態で話をしても、伝わらないんですよね。
自分も子どもも、落ち着いている状態でお話をするってことですね!

⭐️戦術2「強みの”音量”を調節する」
これは、強みのレベルを調節する必要があると伝えること。
どの強みを抑えて、どの強みをもっと使うのかを子供と一緒に考えることで、自分の強みの調節の仕方を覚えられます。

例えば、友達とおしゃべりするときに、誠実さの強みを使いすぎるとストレートに言い過ぎて、相手を傷つけてしまうかもしれない。
そんなときに、愛情親切心 の強みの音量を上げれば、「言わないでおく」とか「優しくいう」という行動が取れるというイメージです。

これは、結構レベルの高い強みの使い方だと思うけど、この考え方、自分の強みをすでに知っているこどもにはスッと入るかもしれません。

⭐️戦術3「強みを鍛えるのか、ネガティブな行動や態度にこだわるのか」
これは、失敗や問題行動についてこどもを責めずに、がんばったときにお祝いをしたり、強みを見つけて伝えること。

わたしたちには、ネガティビティバイアスがあるので、どうしてもダメなところを見てしまうけど、それについては落ち着いて話し合う。
そして、努力したところについては、小さなことでも声をかけたり、お祝いすることで、強みをもっと伸ばすことができます。

⭐️戦術4「弱点のかわりに強みを使って、状況を捉え直す」
これは、弱点に注目してそれを直接なおそうとするのではなく、強みを使って、その問題を解決する方法をこどもと一緒に探すこと。

本の例では、授業中におしゃべりしすぎてしまう「辛抱強くない」という点に注目しいた場面で、「親切心」という強みを使うことを子どもに提案しています。
その子の強い強みである「親切心」を使って、おしゃべりを控えることで周りの子どもたちを思いやりを示すことを促すことで、状況が改善していました。

まずは伝えること、そして自分が実践する!

この本を最後まで読んでみて、強みを生かした子育ての良さはしっかりと受け取りました。
あとは、実践あるのみ。

まずは子どもたちに日常的に強みを伝えていくこと。
そうすることで、子どもたちが自分の強みを意識できるようになります。
特に性格の強みって、自分では当たり前過ぎて気づけないんですよね。
大人でもそうだから、視野がまだ狭く、経験も少ない子どもたちには、自分の強みを意識するのは難しいはずです。
子どもたちが、自分で強みを意識して、例えば自分でそのボリュームを調整できるように、伝え続けます。

そして、わたし自身が強みを使って、幸せに生きているところを見せていこうと思います。
それも、言葉に出して実況中継するのがよさそうです。
「お母さんは、今日〇〇のときに、△△の強みを使ってみたんだよねー。」とか。

強みって、意識していても、完全に忘れていても、いつでもわたしたちを助けてくれています。
そんな強みを意識的に選んで使ったり、少し控えめにしたり、全開で使ったり、いろいろ試しながら人生を歩んでいきたいです。
強みを活かすことで、もっと人生が豊かになりそうです。

読書会は終わってしまったけど、その後の実践の報告会をしたいね!という話も出ていたので、1月にも同じメンバーで集まれるといいな。

読書会のメンバーじゃなくても、この本を読んでいる方がいらしたら、ぜひ本についておしゃべりしたいです。
気軽にメッセージくださいね!

今は、この1冊の本を読み切れた満足感に浸っています。
年内に、読破できて本当にうれしいです。
あとは、自分の身になるように、意識的に実践していきます!

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