「やる気と主体性の育て方」を観て

心理学の学び

毎週1本ずつ動画を視聴して、ブログを書いている松村亜里さんの動画講義。
こちらは、5本目の動画になります。

自分がやりたくないことをやる時、こどもがなかなか宿題をしなかったり、部屋を片付けない時、『やる気スイッチ』はどこにあるの?って、思ってきました。

亜里さんから、いろんな講座を受けた今でも、時々思います。笑

今回の動画の内容は、大きく2つ。
やる気と主体性に欠かせない自律性とフロー体験

学んだことのある内容のはずなのに、今日もたくさんの発見がありました。
ただ忘れっぽいだけじゃなく、実践を重ねたからこそ心に残ることが違うんだと自分に言い聞かせています。

自律性とは、自分で決めて行動すること。
そして、自発的な行動は、コントロールすればするほど、下がってしまうんです!
つまり、親の「〇〇しなさい!」が、こどものやる気を奪っていくっていうことです・・・。
子育て歴15年で、いったい何回「〇〇しなさい!」って言ってきたんだろう・・・。
もっと早く知りたかったと思ってしまいます。

これまでの学びから、コントロールは、いい関係性を作るためには絶対に良くないと知っているので、極力へらしています。
でも、コントロールすればするほど、こどものやる気が下がるってこと、改めて衝撃でした。

自律性と外的コントロールの関係性には、内的調整、同一化的調整、取り入れ的調整、外的調整、無気力の5段階があります。『世界に通用する子どもの育て方』のp171に表が載っています
それぞれの説明を聞きながら、我が家のお手伝いの報酬について考えていました。
やっぱり、家でのお手伝いに報酬をあげるのはやめようと思います。

報酬を与えることで、そのこと自体がつまらないことという前提を伝えてしまうんです。
つまり、「面白くないものを頑張っているから、与えられるもの」と捉えてしまうということ。

例えば、洗濯物を取り入れたり、ハンガーから外したり、畳んだりすることは、報酬をもらってするようなつまらないことだとこどもたちは捉えるようになるってことです。
わたしは、それはいやです。

家事は、家族が快適に暮らしていくために、誰かがやらなくちゃいけないことだから、ひとりひとりが協力して、できることを進んでやるような形にしたいです。
なかなか簡単なことじゃなけど、少しずつ変えていきます。

ここは、自律性を育む関わり方の
    ①共感と承認
    ②合理的な理由を説明する
    ③圧力を最小限に

を使うところですね。

こどもたちに繰り返し、伝えていきたいと思います。

そして、フローです。
フローとは、『自己の没入感覚を伴う楽しい経験』と紹介されていて、なにかに没頭すること。
フローは、意欲に大きく影響するもので、たくさんのいい効果があります。

フローの生起条件は3つあって、それについても知っていました。
でも、なかなか自分にも、こどもたちにもその条件を整えて、フロー体験を増やすような努力はしていませんでした。

今回、改めてフローを増やすための方法や工夫を学んだので、自分にも、こどもにも、教室の生徒さんにも、試してみます。
亜里さんが「フローをデザインする。」とお話しされていたのが、印象的でした。
せっかく自分で作り出せることなんだから、意識して、やってみよう。

今、わたしがフローに入るのは、佳境に入ってきた翻訳の作業とブログを書くことかな。
時間があっという間に過ぎます。
あと、先日の山登りもフロー体験でした。
身体を動かすタイプのフローも、かなり好きです。

ポジティブ心理学を学び始めて、実践を続けて1年半。
まだまだ我が子3人の「やる気と主体性」には、ムラがあります。

ただ、一番やる気が見られないように思えていた末っ子が、少しずつ宿題も頑張れるようになってきています。
本人の成長もありますが、関わり方を変えてきたことが大きいと感じています。

お勉強が好きな子ではないから、中学からぐっと難しくなる勉強のことには、ちょっと(いっぱい!?)心配があります。
でも、小学生の間にしっかり遊んでいたら、ちゃんと自分から学び始めるって思っているので、好きなこと(ゲーム以外)ができるようにしています。

フロー体験をたくさんすることで、意欲が大きくなって、少しずつ好きじゃないことも頑張れるように、サポートしていきます。

なかなかまとまりませんが、次のフロー体験(翻訳チェック!)に移ります。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

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