自分とつながるということ 〜 NVC読書会 第9章 〜

NVC読書会

毎週日曜の朝、もしくは月曜の夜にNVCの読書会に参加しています。
前回の様子はこちらから↓。

NVCが使えるようになってきたかも!?

NVCの読書会に参加し始めて、はや2ヶ月ほど。
毎回、「なるほどー。」と「難しいなぁ。」をたくさん感じています。
これが使えるようになったら、コミュニケーションが変わるなぁって思うんです。

日常的にずっと意識していることはできなけど、それでも週1回の1時間半の積み重ねが少し現れてきたようです。
今回の読書会の最初のWhat’s good?(最近あった よかったこと)のシェアで、話したことをここにも残しておきます。

Over 80の両親は、先月2回のコロナワクチンの接種を終えました。
ふたりとも、少し腕に痛みが出たぐらいで、具合が悪くなることもなくて、両親もわたしもほっとしているところ。

その両親は、わたしと夫にも早くワクチンを打ってほしいと望んでいます。
でも、周りの友人から聞く接種後の副反応の大きさや、日本で接種後に亡くなった方の話を聞いて、わたし自身はもうしばらく様子を見たいと思っているんです。

その話を両親と何気なく伝えたとき、両親は「なんで? できるだけ早く打った方がいいのに!」と思ったようです。
それで、先日、電話で話した時にその話になり、父はわたしを説得しようとしました。
ほかの国の例を出したり、「ワクチンが本当に危ないものだったら、日本の政府が推奨するわけがない。」などと言われました。

相手がコントロールしようとしてくると、反抗心が出てくるものですね。笑
わたしも、心配している理由などを一生懸命伝えていました。

でも、ふと「父の望みはなんなんだろう」って思ったんです。
父がこれほど一生懸命にわたしに訴えているのは、なぜなんだろうって思いました。

「早くワクチンを打って、お父さんたちを安心させてくれ。」って言ってたけど、一番望んでいることは、わたしと夫の健康と幸せなんです。
それしかないんです。

それに気づいたら、そうやって伝えてくれることに感謝の気持ちが湧きました。
そこから、少し「言い合い」になっていたトーンが変わった気がしました。
その電話で、結論を出したりはしなかったけど、「心配してくれてありがとう。」と伝えることができました。

こういうヒートアップしてしまいそうな状況で、相手のニーズに少しでも心を向けられたことがうれしかったです!
そこに共感する言葉をかけるというところまではできなかったけど、一歩前進した気がします。
特に感情的になってしまいがちな「自分の親」に対して、そんなふうに視点を変えられたことが嬉しくて、ほかの方にも聞いてもらいました。

引き続き、NVCを頭の片隅に置いて、コミュニケーションをとっていこうと思います。

第9章は「思いやりをもって自分自身とつながる」

この章のテーマは、ここまでの相手とのコミュニケーションから一転して、【自分とつながる】ということ。

この章の最初には、「NVCが最も真価を発揮するのは自分への思いやりを育てることかもしれない」と書いてあります。
自分への思いやりを育てる』って、今のわたしにはすごく魅力的です!
自分を大切にするというのが、最近のテーマなんです。
自分の感情やニーズを大切にして、心に正直に生きたいと思っています。

わたしが自分を大切にするようにしたら、子どもたちも自分のことを大切にするようになるんじゃないかと思っているんです。
結局、一番伝わるのは言葉よりも行動だから。

今、十分好き勝手している子どもたちだけど、将来、わたしみたいに自分のやりたいことを見失って、自分のことを置き去りにしてほしくないから。
まずは、わたしが自分の感情や望みを大切にすること。
そして、子どもたちの感情や本当の望みを大切にすること。
そこから、自分を大切にするということを育みたい。
それが、人を尊重することにもつながっていくから。

やりたくないけど、やらなくちゃと思っていること

この章では、自己評価や自己批判、過去の自分の行動を振り返って許すということが紹介されています。
そして、その次に「しなければならない」と思っていることについて、考えるというワークが紹介されています(p235)。

まず、やりたいくないけどやらなくちゃいけないからという理由でやっていることのリストを書く。
そして、その一つずつを見直す。
その方法は、それぞれの項目を「わたしは自分で選択して〇〇する」と書き換える。
例えば「食器洗い」だったら、「わたしは自分で選択して食器洗いをする」というふうに。

3つの目のステップとして、「わたしは自分で選択して〇〇する」の後に、「それは、自分が 〜 を望んでいるからだ。」を完成させるとあります。
そうやって文章をつくってみることで、自分の行動の原動力を再発見します。

本当は、このブログを書くまえにリストアップと、その先までやってしまいたかったのにできなかった・・・。
でも、ブログを下書きのまま置いておきたくないので、まず記事をアップしたいという自分を希望を確認して、宿題を残したまま書き上げることにしました。

このリスト作りと自分の希望を確認することで、「やらなくちゃいけない」と思い込んできたけど、手放せるものを見つけられるんじゃないかと思っています。
読書会の参加者の中には、すでにそうやって行動を変えた方もいらして、希望が膨らみます!

手放すのが苦手という意識があるけど、目的をはっきりさせればできそうな気がしてきました。

⭐️次回は、第10章「怒りをじゅうぶんに表現する」です。
タイトルを読むだけで、わたしの苦手分野な気がします。
ブロックがあるところこそ、わたしが身軽に変わっていくお宝があるところだと思うので、楽しみでもあります。
安心安全なつながりがあるからこそ、ちょっと怖いと思っても進むことができます。
読書会って、本当にありがたい場所です!

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