自己効力感を高めるために 〜 ベーシック講座第3回を開催しました 〜

ポジティブペアレンティングBASIC&ADVANCE

こんにちは。
心理学もお伝えする英語の先生 まりです。

土曜の晩に、「世界に通用する子どもの育て方」ベーシック講座第3回を開催しました。
この講座は、全4回で、主体的に幸せに生きる子どもを育てるための知識とスキルを学ぶためのものです。

前回の様子はこちら↓。

実践がすごい!

第2回目から、講座の最初に「学んだことを試して、少しでもうまくいったこと」を話してもらう時間があります。
今回も、2つの組みに分かれて、6分間お話ししてきていただいたのですが、シェアを聞いてもうびっくりです。

「前は叱ってしまう場面で、〇〇したら、宿題がスムーズに進みました。」というようなシェアがたくさんあったんです。
なにがすごいって、学んだことを素直に実践されるその姿勢がひとつ。
そして、それ以上に、今までやってきたことを変えるのはものすごくエネルギーがいることなんです。
だって、それがもう当たり前になっていて、自然に出てしまうから。

例えば、「宿題やりたくない!」と子どもが言った時に、「なに言ってんの! 早くやりなさい!」が自然に口から出てくるのも当然です。(わたしがそうでした)
その場面で、自動的に出てきそうになる言葉を止めて、「そっか、やりたくないんだね。」っていうのは、とてもエネルギーがいります。

その積み重ねを講座のない2週間の間で、それぞれのご家庭でされているのが伺えて、ひとり感動していました。
本当は、どうやってそれができたのかとか、もっと詳しい状況をお聞きしたいのですが、それだけで1時間が過ぎてしまうので、泣く泣く先に進むことにしました。

今回のテーマは、「自己効力感」

「自己効力感」は、「自己肯定感」とごっちゃになりやすい言葉だと思います。
どちらも高い方が良さそうですよね。

この第3回は、自己肯定感を高めようとするよりも、自己効力感を育もうというもの。
そもそも、自己効力感ってわたしたちに生まれつきあって、誰もが高めたいと望んでいるものなんです。

自己効力感が高い人って、どんな人かというと、失敗を恐れずに挑戦したり、目標を達成したり、自分にはなんらかの力があると信じている人。

わたしたち親は、子どもに、少しぐらい難しそうなことに挑戦してほしいし、やる前からあきらめる姿は見たくないんですよね。
でも、「どうせムリやし。」って言って、最初からあきらめちゃうことがあります。
それってなんでなんでしょうか。

第3回の講座では、自己公力感を育む声かけのコツはもちろん、大切なマインドセットを2つお伝えします。
大人であるわたしたちにとっても、この2つのマインドセットはとっても大きな影響力があります。
子どもたちには、ぜひこのマインドセットを繰り返し伝えて、自己効力感を育んでいきたいです。
何才からでも、間に合うんです!

成功と失敗

第3回でお伝えすることの中で、特に好きな内容が失敗はダメなことじゃないというお話。
よく考えれば当たり前のことで、「失敗は成功のもと」って昔から言います。

なのに、わたしを含め多くの親はなぜ子どもが失敗しないように、こけないようにと先回りしてしまうんでしょうね。
失敗は、ものすごく学びの多い経験になるのに、その先に成功があるのに、つい先回りして、口出して、その過程を邪魔してしまうんです。

このことを学んでから、失敗するかもしれないと経験からわかることでも、危険でないことは見守るようにしています。
もちろん、ものすごい散らかしたり、汚れたりしそうなときは、あとが大変なので止めてしまいます他・・・。

こんな時、子育てって本当に忍耐力が必要だと感じます。
今は、「失敗力」という言葉もあるぐらい「失敗」って貴重な経験です。
親子ともに、「失敗には学びがあって、成功に近づいてるってことなんだ!」と思えたら、失敗を恐れずに挑戦できる気がします。

今回のワークは!

ベーシック講座では、毎回ワークがあります。
今回のワークは、子どもの作品やテストにどんな声かけをするかというもの。
先に、声かけのコツを学んでから、どんな声をかけるか考えます。

このワークでは、ちょうどいいセリフが出にくい例もあったけど、とにかく練習あるのみです。
きっと受講生のみなさんは、今ごろお子さんの成果ではなく、頑張りを見つけようと一生懸命観察して、声かけを実践されていると思います。

「すごい! うまい! 早いね! 天才だね!」は、よくない声かけの例として出てきます。
わたし自身、今でも「すごい!」が先に出ることがあります。
それでも、そのあとに子どもの頑張りを認めるような声をかけられたら大丈夫でです!

すでにプロセスフォーカスを学ばれている方は、ぜひ7つのポイントを見直して、また心がけてみてくださいね。

いただいた感想

講座の最後にいただいた感想をご紹介します。
この日の1番の学びとやってみたいことを書いていただきました。

プロセスフォーカスの7つのコツが、今日の一番の学びです。
最近、長女が「先生に指示されてばかりで毎日学校が楽しくない」と言うので、ストレスは役にも立つ!という話を共有してみようかなと思います。

ストレスに対する考え方を改めて考え直そうと思いました。
プロセスフォーカスも難しいときはたくさんあるけれども、やろうとしている気持ちに気づいたら、そこを認めてプロセスフォーカスを実践していきます。


自分自身はパーソンフォーカスで育ってきたように思います。
そして、私も子供達をパーソンフォーカスで育ててきてしまったな、と思います。
べーシックコースで学んだり、強みを学ぶことで自分のマインドセットが変化しているように思うので、子供たちへの声かけをどんどん変えて行こう、と思いました。
まりさん、みなさんありがとうございました!

プロセスフォーカスが大事。
プロセスフォーカスの声掛けをするためには、相手に関心を持ちよく観察すること、感情的にならずに相手を尊重した声掛けをすること、本人がその事実をどのように受け止めているのかを確認する質問をすることが大切だと思いました。


学び:能力は努力で伸びる!やればできる! 
やってみたいこと:親も勉強しているという姿を見せる。

まさにコチコチマインドセットの長男。
努力が苦手で、どうプロセスフォーカスしたらいいのかと模索中でしたが、7つのコツを知ることができ、ハードルを下げて実践していこうと思いました。
そして、能力は伸びると私自身が信じて、実行していこうと思います。

いよいよ次回は、最終回の「強み」がテーマとなります。
どの会も大好きなんですが、「強み」について話すことがやっぱり大好きです。
もうベーシック講座が終わってしまうのはさみしいですが、受講生のみなさんにしっかりお届けできるように準備をしようと思います!

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